メコン河に浮かぶ白い雲をため息まじりに見あげてしまった(撮影:1996年5月)
メコン河に浮かんだ白い雲。当地ではありふれた光景なのだろうが、旅行者のボクには、遙々ここまでやって来たかと、ため息まじりに見あげた風景だった。
ここはメコンの終着地ベトナムと南シナ海の接点の地だ。黄土色の水が悠々と海へと流出していくパワーに圧倒されてしまった。ボクの生涯のうちで、再びここを訪れることはもうないだろう。デジャビュと逆の感慨に耽ってしまった。
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いろんな旅をしてきた。写真フィルムをデジタルデータに変換していたら、昔の記憶がよみがえってきた。 【プロフィール】松下寛光 1948年北海道生まれ
メコン河に浮かんだ白い雲。当地ではありふれた光景なのだろうが、旅行者のボクには、遙々ここまでやって来たかと、ため息まじりに見あげた風景だった。
ここはメコンの終着地ベトナムと南シナ海の接点の地だ。黄土色の水が悠々と海へと流出していくパワーに圧倒されてしまった。ボクの生涯のうちで、再びここを訪れることはもうないだろう。デジャビュと逆の感慨に耽ってしまった。
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