トン族の人たちが“世界一の木橋”と自慢する「程陽橋」(撮影:1991年4月)

 この建築物は橋である。中国の少数民族トン族の人たちは“世界一の木橋”と自慢しており、名前は「程陽橋」と呼ばれている。この程陽橋は重要文化財に指定され、貴州省・広西壮(チワン)族自治区・馬安村にひっそりと、それでいて圧倒的な存在感を漂わせて建っている。
 橋の上に「橋亭」と呼ばれる屋根が架けられており、その形状は中央が六角形、その両脇が四角形、さらに両岸側に入母屋と五つの橋亭がある。
 木の民といわれるトン族の木匠、石匠、瓦工、彫刻師が力を結集して、1912年に着工し12年の歳月をかけて建築されたという。

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